日本の下水道の歴史

日本の下水道
  
日本の下水道は豊臣秀吉が1583年に大阪城築城に伴い整備したのが始まりです。


太閤下水と呼ばれ今も現役の下水であるから驚きです。

その300年以上の月日が経過し1900年に旧下水道法が制定されました。


日本最初の下水処理場は1923年に東京三河島に作られた汚水処分工場です。
 *現在の三河島水再生センター


東京三河島汚水処分工場では標準散水ろ床法を採用しています。


日本最初の散気式活性汚泥法処理場は1930年に名古屋市堀留処理場と
熱田処理場が運転開始しました。


1934年には岐阜市で日本最初の分流式下水道が事業着手しスタート。

1960年頃に日本の下水道事情が大きく変わってくるのでした。


かつては糞尿は農業の肥料として農村に還元されていましたが、
日本の高度成長期と共に化学肥料が増産され、農村還元できない余剰ふん尿が急増しました。


そこで日本国内でし尿処理施設の建設が急速に進められることとなったのでありました。


1972年には大阪府寝屋川流域下水道にて、日本初の流域下水道の工事が着手されました。


その後1980年には下水普及率が日本全国で3割を超え、21世紀を迎えた2001年には
下水道普及率は6割を超えたのでした。


2006年3月現在の下水道普及率は69.3%となっています。



下水道の普及率はどれくらい?

下水道の仕組みは分かりましたが、それでは日本で下水道はどれくらい普及しているのでしょうか?

また、世界の下水道普及率と比較して日本の普及率はどれくらいなのでしょうか?


平成18年3月31日現在で全国の下水道普及率は69.3%(下水道利用人口/総人口)となっています。

思ったよりも多かったですか?それとも少なかったですか?


私は100%近くまで普及していると思っていましたので、意外に低いかなって印象を持ちました。


しかし、都道府県別の下水道事業実施率でみると約82%(下水道事業実施市町村数/総市町村数)となっています。


数字が2つも出てくるとどっちが普及率なのか分かりにくいですね。


つまり、下水道普及率と下水道事業実施率の差がある都道府県ほど、効率のよい下水道整備が遅れているということなのですね。


各県によって下水道普及率や下水道事業実施率は違いますので、是非自分の住んでいる都道府県の状況を確認してみてください。


財団法人日本下水道協会の比較表が分かりやすいかと思います。



財団法人日本下水道協会の参考ページはこちら



世界の先進国と比較すると日本の下水道施設はまだまだ整備が遅れているようです。


私たち市民が下水道についてもっと興味を持って知っていくことで、ますます普及のスピードが早まっていくかと思います。


この機会に是非下水道について興味を持って頂ければ幸いです。